別れたいと望んでいるなか、被災した(カサンドラ症候群9)
彼との生活が、
苦痛でしかなかったとき、
東日本大震災と原発事故が起きた。
放射能の恐怖も重なり、
気を失うほどの状況になり、先のことも考えず、避難した。
ムラ社会の組織では、
「逃げたら、敵」という扱いになってしまう。
大事にしてきた仕事だったけれど、
避難した以上、職場には戻れない。
親から離れるために、移住した土地でもあり、
慣れ切っていないからこそ、怖さが増した。
そのとき、彼から離れた。
いなくても、どうってことなかった。
死ぬかもしれない、と思ったとき、
本当に愛する人と生きていきたかったと思った。
生きていけるなら、愛する人や仕事を考え直そうと思った。
普通に就職して、普通に結婚して…というルートを断ち切ることが怖かった。
誰に相談したらいいかわからなかった。
もはや、頭がおかしくなっていた私は、同じような職業経験のある占い師に相談した。
(続く)
薬を使わない薬剤師の断薬セラピー 薬をやめれば、病気は治る [ 宇多川久美子 ]
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