アスペルガー彼が、結婚のためにやったこと(カサンドラ症候群5)
仕事で、
彼がしっかり依存できる体制ができた。
結婚したいという要望が続いた。
しかし、アスペルガーなのだろう、、、と思ったのは、
結婚し、
部署が変わっても、
仕事の相談(手順を教えて、ミスがないか確認して)が、
毎日連続して、数件届いたあたりだった。
結婚前、私は「こんな感じで結婚していいのか…」と思っていた。
同時に、私には、おかしい父がいて、コンプレックスだった。
付き合う人に打ち明けてきたが、
そんな私に、
「僕は、変な人の相手も得意だから、きみの家の都合に合わせた結婚に向いている」
と何回も繰り返した。
結婚時期は先にしたいという私に、
泣いて、「いつ入籍すんの?」「いつ式すんの?」としつこかった。
今思い出しても、疲れる。
そんときは、
仕事の対処、彼の仕事の対処、自分のこと、と対処の連続で、
思考が停止していた。
大学を卒業して、安定な仕事について、得意な分野の仕事だったので、
私は、
世の中の厳しさをなめていたから、
彼との結婚を深刻に受け止めていなかった。
彼のしつこさがうっとうしくて、「わかったから」と言って、いさめるので、精いっぱいだった。
彼は、私という人の人生における利便性を感覚的に把握していた。
死ぬほど、後悔している。
父親のアスペルガーぷりに振り回されていた私だからこそ、
アスペルガーを気にかけてしまう面があった。
それは、愛ではなかった。
(続く)
発達障害の改善と予防 家庭ですべきこと、してはいけないこと [ 沢口俊之 ]
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