転職サイトににじむ「ブラック企業の傾向」 【試用期間を面接扱い1】
ある夏、某有名転職サイトで、仕事をさがした。
今思えばブラック企業は、転職サイトでもわかる。
そのなかでみつけた あるコンテンツ系の業界の小さい会社【A社】。
転職サイト、転職エージェントの記事は、
かなりお金をかけて対応しているので、かなり優れている。
まずは「応募だけでも」という感覚だった。
<strong>経営者のM氏からメッセージが届く。
面接の日程の打診だった。
なぜか、するっと、連絡は、パソコンのメールに届く。</strong>
私は何事にも「ネットが苦手なのか?」と思った。
<strong>しかし、今思えば、個人情報の関係から、最初のサイトのメッセージ欄で処理するほうが多い。</strong>
ついでに言えば、
あくまでも、広告。
写真にうつっている社員はいないし、
キャッチコピーは、自尊心をくすぐるためのものだった。
サイトの掲載料金は、一か月20万~120万円(オプションを除く)である。
夏の暑い日、
指定された日に、面接に行く。
古いビルのなかに、その会社はあった。
会社というより、工場とか作業所の印象だ。
出迎えてくれた女の人は、50代で、
綺麗系。今は、髪の毛は傷み、クマがめだち、疲れがひどかった。
服装が、かなり前に、マダムの間ではやったであろうワンピースだった。
疲れている感じは、
私の父がDV父だったのだが、
DV女性のコンディションに似ていると感じた。
もちろん、解決に動いていない状況の女性のコンディションだ。
悪い人ではなさそうで、
「片づけているんだけど、散かっていて」と言いながら、
事務所(作業所)に案内された。
屋外から入りやすい仕組みだが、
施錠はしないで仕事をしていた。
仕事をするスペースでは、3人ぐらいの男性がいたが、
脇を通る際に、「失礼します」と言ったが、
目を合わせず、作業をしていた。
(つづく)