ブラック企業にいる捕食者【試用期間を面接扱い3】
この案件に対する憤りは解けてないので、描写すると、怒りすぎて書けないので、ざっくりした表現になる。
女性の態度をみて、
面接で、
「この人でいいんじゃない?」みたいな、
OKサインを出すしぐさをする人を初めて見た。
あまり、この手の下品なしぐさは、
組織では、いまどき、やっている人はいない。
女は、経営者の妻だった。
数十歳の年の差。
女性はもともとは、普通の人という感じだった。
私は早く稼がねば、という焦りで、
違和感を殺して、
ただただ「合わせなくては…」という意識ばかりだった。
「私には、こんなところしか、働けない」と思いこんでいた。
もう一度、呼び出され、
来週から出社してほしいと言われた。
もう一度行くと、
室内の埃やごみの汚さ、経営者の部屋の書類は散乱していた。
素直に、
定時と言われた午前中に出勤すると、
辞める予定の社員ひとりをのぞいて、誰も来なかった。
午後3時から4時になり、
経営者と妻が出社。
この時間のローテーションが4,5日続き、
夫からも
妻からも、
別の指示がきて、
妻の指示で動くと、
夫は「聞いていない」となる。
困って、妻を見ると、目をそらす。
バイトだと聞いていた
学生の娘も出てきて、
幹部としてのそれに変わりない。
女性がいなかった組織に現れた私に、
「憎しみ100%」だった。
「親に文句いって、やめさせたがるだろう」と思った。
経営者は、
仕事中、
ずっと、自慢と、たまの営業をしているものの、
徐々に、
営業形態は、ある貧困層から、ぶんだくるシステムだと、気づいた。
10人以上いると記載されていたはずの会社は、
家族の人数と、後期高齢者の作業員、ひとりで働く社員
子供の友達のバイトだった。
それは、社員数2人とか3人というのではないだろうか。
類は友を呼ぶというが、
外注先はやくざタイプ、
顧問の税理士だか会計士も
「自分は役所に関わらない」などと言っていた。
士業でそれはないだろう。
(つづく)